ユネスコの世界無形文化遺産に登録された秩父夜祭 (ちちぶよまつり)。

毎年12月3日に大祭が行われ、土日と重なるときなどは30万人以上の見物客が全国から訪れます。

そして、その夜祭で盛大に打たれている太鼓が秩父屋台囃子です。

秩父屋台囃子は、和太鼓のプロ集団によって「屋台囃子」と称して演奏され、その素晴らしい演奏が称賛されました。

しかし、演奏された屋台囃子はステージ用にアレンジされ、それを多くの和太鼓グループが手本として真似たため、本来の屋台囃子とはかけ離れたものが広く演奏されるようになりました。

秩父屋台囃子教室ではそういった創作の屋台囃子とは違い、本場・秩父で打たれている伝統芸能の屋台囃子をお教えしています。


秩父屋台囃子の魅力・・・それはなんといっても、あの一度耳にしたら忘れなれなくなる太鼓演奏です。

小太鼓 (締太鼓) の軽快なリズムに乗せて打たれる大太鼓は、郷土芸能の太鼓の中でも他には類を見ないほどテンポ良い豪快な太鼓です。

そこに笛や鉦が加わって、日本中どこを探しても "これほどの祭り囃子はない" と称されるお囃子になります。

それが秩父屋台囃子です。

「秩父屋台囃子は和太鼓のあらゆるリズムをこれ以上ないほどに駆使した名曲である・・・」と、ある和太鼓の評論家は言いました。

多くの和太鼓グループがこぞって真似たがるのもうなずけます。


秩父屋台囃子は、大太鼓・小太鼓 (締太鼓) ・篠笛・鉦 (チャンチキ) で構成されています。

その中でも小太鼓は、複数人で叩いて拍子 (リズム) を刻みますので、息を合わせて叩かないと拍子がバラけてしまいます。(演奏が乱れて合わなくなることを秩父では「グレる」と言い、太鼓を叩くということを「太鼓をハタく」と言います)

実は、秩父屋台囃子はこの小太鼓の拍子が肝であり、大太鼓の節 (フレーズ) はすべてこの小太鼓の拍子に連動して作られ、打たれているのです。


秩父屋台囃子教室では、まず屋台囃子の肝となる小太鼓の拍子打ちからスタートします。

そして、小太鼓の拍子がある程度打てるようになると、次に大太鼓へと進みます。

大太鼓が難なく打てるようになると、最後は小太鼓の「玉入れ」へと進みます。玉入れは屋台囃子の集大成です。

このように秩父屋台囃子教室では、初心者の方でも最終的に屋台囃子の各パートが一通り打てるようになるまでご指導しています。

あなたも伝統芸能の太鼓を打ってみませんか!

秩父屋台囃子に興味のある方は、ぜひ一度「太鼓体験」にお越しください。


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